火葬(直葬)について
最近、火葬(直葬)という葬儀のカタチが増えてきています 。
簡単にいえば、葬儀を行なわず火葬のみ行うというカタチです。
高齢化が進んでいる現代では、身内がいない場合によく執り行われる葬儀のカタチですが、親族がいる場合でもシンプルに葬儀行いたいと考える方がいらしゃいます。
火葬(直葬)を選択される主な理由
- 身内がいない
- 生前、故人が葬儀やお通夜を不要だと考えていた
- 金銭的な事情で費用を抑えたい
- 無宗教のため葬儀を行ないたくない
火葬(直葬)の割合
インターネットの調べによると、家族葬の割合が過半数を超えている中、直葬を行う割合が約19%と決して少なくない数値が出ております。
現実として直葬を希望する方が徐々に増えつつあり、故人や家族が希望しているケースは多くなっているといわれています。
しかし、いざ家族に不幸があった際に、直葬というカタチを受け入れられていないことや、親族の反対があるために家族葬を選択するということが多いようです。
火葬(直葬)の方法
直葬の方法は様々で、単に火葬場で火葬のみを行うだけではありません。
もちろんお通夜や葬儀は執り行いませんが、お経を上げていただいたり、自宅でひと晩安置するといった送り方も可能です。
直葬の主な方法
- 自宅で安置し、翌日に火葬する
- 火葬場に安置し、翌日に火葬する
- 火葬場で僧侶にお経を上げていただく
- 火葬場にご遺体を運び、火葬のみ行う
火葬(直葬)の費用
直葬の方法でお伝えしたように、お経をあげてていただくといったことがあれば費用は前後しますが、武蔵野市や都内であれば葬儀社の支払い以外に火葬場での火葬費用がかかるので、最終的な負担は約21~30万円程度とお考えください。
上記の金額は、火葬、火葬場への移動、棺、骨壷、お花、線香などを含めた総額であり、健康保険からの手当があればさらに費用をカバーすることができます。
直葬は、お通夜や葬儀を行うよりも費用を大きく抑えることができるひとつのカタチなのです。
後悔のない火葬(直葬)を
金銭的な事情により直葬でしか見送ることができない場合は仕方ありませんが、
そうでないご遺族の皆様に一度立ち止まって考えていただきたいことがございます。
それは、直葬で本当に「心残りがない」と言い切れるかどうかです。
のちに「家族葬や本葬を行って、十分なお別れをすればよかった・・・」とならないように十分にご検討ください。
家族葬や本葬を行うことで、故人との別れの決心が付くこともあると思います。
故人のためという視点だけではなく、遺族の皆様のためにも後悔のない葬儀のカタチを一緒に考えていきましょう。